小児科|あさいキッズクリニック|東大阪市瓢箪山駅の小児科

〒579-8058 大阪府東大阪市神田町20番16号-3階
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小児科

小児科|あさいキッズクリニック|東大阪市瓢箪山駅の小児科

小児科について

小児科について

小児科はこどもの多様な疾患に対応する診療科です。小児の病気は症状の訴えがなかったり、わかりにくかったりという特徴があります。また、発症や進行が急であることが多く、病気の種類も多数存在します。こども特有の感染症もあり、感染症にかかりながら免疫を得ていくために、一生で最も感染症にかかることが多い時期といえます。こどもの病気は大人とは様々な点で異なるため、日ごろから状態や平熱、顔色などをよく観察しておくことが大切です。「いつもと違う」という親の直感が、重大な病気の発見につながることもよくあります。お子さまの症状やお困りのことは何でも相談をお受けします。育児相談や予防接種など幅広く対応していますので、お気軽にご来院ください。

小児科でよくみられる症状

このような症状の方はご相談ください

  • 発熱
  • 鼻づまり
  • 鼻水
  • 喘息発作
  • のどの痛み
  • 腹痛
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 耳が痛い
  • 擦り傷
  • やけど
  • 夜尿症(おねしょ)
  • 麻疹(はしか)
  • プール熱
  • 湿疹
  • あせも
  • 水いぼ
  • とびひ
  • 熱性けいれん など

「いつもと違う」という直感が、重大な病気の発見につながることもよくあります。お子さまの症状やお困りのことは何でも相談をお受けしますので、お気軽にご相談ください。

小児科の対象となる主な疾患

  • 発熱
  • 突発性発疹
  • アデノウイルス感染症
  • 溶連菌感染症
  • 手足口病
  • ヘルパンギーナ
  • インフルエンザ
  • RSウイルス感染症
  • 感染性胃腸炎
  • マイコプラズマ肺炎
  • おたふくかぜ
  • 水痘(水ぼうそう)
  • とびひ
  • 気管支喘息
  • 伝染性紅斑(りんご病)
  • 水いぼ
  • 麻疹
  • 風疹
  • 夜尿症
  • 頭部外傷

発熱

こどもの受診でもっとも多いのが発熱です。37.5℃以上を発熱と考え、それ以下であればほとんどの場合、心配がいりません。お子さまが熱を出すと心配になりますが、幼いこどもは感染する様々なウイルスが初めてであり、感染の都度、その防御反応としてよく熱を出します。また、体力もなく、疲れたり、興奮したりしただけでも熱が出ることがあります。発熱は病気のサインとして重要なうえ、体の防御反応ですから、むやみに薬で熱を下げる必要はありません。解熱剤などは医療機関の診察で病気の状態が把握されてから、医師の指示のもとで安全に使用してください。幼稚園や保育園などに通いはじめたころは体調も崩しやすくなります。お子さまの様子を十分に観察して適切に対応しましょう。

突発性発疹

突発性発疹は、2歳までにほとんどの人がかかるとされている頻度の高い感染症です。発症すると、突然38℃以上の高熱が現れますが、食欲がない、機嫌が悪い、ぐったりしている、といった全身症状が目立たないケースが多いことも特徴です。通常、発熱は3〜4日で自然に治まりますが、解熱後に全身(顔や腕、脚など)に発疹が多数みられます。発疹は2~10㎜程度の小さなプツプツとした紅斑で、3~4日ほどで跡を残さず消失します。かゆみや痛みなどは伴いません。一般的に後遺症を残すことなく1週間程度で自然治癒する病気ですが、熱が上昇する際に熱性けいれんを発症することもあります。

アデノウイルス感染症(プール熱)

高熱が5日程度続く感染症です。目にも感染しやすく、目の充血、目やにを伴う場合は、プール熱とも呼ばれます。急な発熱からはじまることが多く、39〜40℃くらいまで上がることもあります。熱は昼間に下がり、夕方になると上がるなど上下する場合もあり、高熱の割に比較的元気なケースもあります。症状は、初期に熱だけのことも多く、途中から喉の痛みや咳、鼻水が出ることがあります。治療薬はなく対症療法を行いますが、水分摂取ができなかったり、肺炎を合併したりすると入院が必要なこともあります。感染力が強いため、熱が治まっても2日程度は幼稚園や学校などは休むようにしましょう。

溶連菌感染症

溶血性連鎖球菌(溶連菌)による感染症で、かぜと同じような症状を起こします。急性咽頭炎を起こした場合、発熱してのどが痛くなり、のどや口の中が真っ赤になります。舌にいちごのようなブツブツができることもあります。食べ物を飲み込んだだけでも痛みます。ウイルス感染である感冒とは違い、細菌感染症なので抗生剤による治療が必要です。治療によって2~3日程度でのどの痛みや発熱、発疹などの症状は治まることが多いです。発症後1ヶ月ほどで体がむくんだり、血尿や尿が少なくなったりする急性糸球体腎炎を起こすことがあるので、その時期に尿検査を行うことがあります。

手足口病

夏かぜのウイルスで起こる病気で、手のひら、足のうら、口の中に水疱(水ぶくれ)ができるのが特徴ですが、最近では全身に発疹が出現したり、水痘と区別がつかないような大きな水泡を伴う手足口病も増えてきています。生後6ヶ月くらいから4~5歳ころの乳幼児に多く、夏に流行します。感染した子の咳やくしゃみを吸い込んでしまう飛沫感染や便から排泄されたウイルスが手に付着し経口感染することもあります。潜伏期間は3~5日くらいです。口の中の発疹は盛りあがったり、水をもったりするブツブツで、破れて潰瘍になると、刺激のある物を食べるとしみて痛がるようになります。口の中の症状に少し遅れて、手のひら、足のうらなどに生米くらいの水疱性の発疹ができます。この発疹は吸収されて一週間以内に治りますが、まれに髄膜炎を合併することがありますので、高熱や頭痛、ひきつけ、嘔吐などの症状が伴う場合は、すぐに受診しましょう。

ヘルパンギーナ

夏かぜのウイルスで起こる病気です。水疱ができて発熱がある点で、手足口病と似ていますが、手や足には発疹は出ず、口だけに症状が現れます。乳幼児の間で流行し38〜40℃の高熱が1~3日続きます。のどの奥に小さな水ぶくれができ、痛みがあり食べることが困難になります。重度の場合、水分も飲めず脱水症になることもあります。熱は2~3日で下がり、水疱も一週間くらいで治ります。治療は喉の痛みを抑える薬の服用などで対症療法を行います。

インフルエンザ

インフルエンザウイルスによる急性熱性感染症で、A、B、Cの3型があり、通常、寒い季節に流行しますが、最近では冬以外でも流行を認めることがあります。感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、38℃以上の突然の高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などが現れ、咳、鼻汁、咽頭痛などの症状がこれらに続き、およそ1週間で軽快します。主な合併症としては肺炎、脳症が挙げられます。通常のかぜ症候群とは異なり急激に発症し、全身症状が強いことが特徴です。季節性インフルエンザはいったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。二次感染、合併症の予防のためにも、できるだけ早く受診することが大切です。なお、インフルエンザは学校感染症に指定されており、発症後5日を経過し、さらに解熱後3日(園児)もしくは2日(学童以上)を経過するまでは登園(校)停止とされています。当院では検査のために鼻の奥まで綿棒を入れなくても、咽頭の画像と診療情報をAIが解析し、10秒程度で判定ができるインフルエンザ検査機器もありますので、希望の方はお気軽にお声掛けください。(AIによる検査は、6歳以上が対象となります。)

RSウイルス感染症

RSウイルスは主に乳幼児が感染し、2歳までにほとんど全ての乳幼児が感染するといわれています。以前は冬場に流行していましたが、最近では年中認めるようになってきました。主な症状は発熱、咳、鼻汁でいわゆる風邪と同じ症状ですが、喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒューした呼吸)を認めることもあります。特効薬はなく対症療法が中心となりますが、生後6ヶ月未満の乳児や、早産児、心臓や肺に疾患のある乳児は重症化することがあり注意が必要です。同じような症状を呈するものにヒトメタニューモウイルス感染症があります。

急性胃腸炎・感染胃腸炎

胃腸炎のほとんどはウイルス感染(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど)で、一部に細菌性(カンピロバクター、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌など)が見られます。ウイルスが付着した料理を食べたり、手指についたウイルスが口に触れたりすることで感染し、冬場、幼稚園や小学校などで集団発生することも少なくありません。
症状は下痢、腹痛、嘔吐、発熱が多く、治療は脱水を予防し、症状に合わせた内服薬を服用します。細菌性が疑われる場合には抗生物質を使用することもあります。脱水予防には、自宅で出来る経口補水療法(ORT oral rehydration therapy)が効果的です。
家族に感染することも多いので、家族全員で手洗いを十分するように心がけましょう。

マイコプラズマ肺炎

肺にマイコプラズマという微生物が感染することで起こります。若年者に多く、熱が下がらない、咳がひどいといった症状が続きますが、比較的元気なことも少なくありません。胸のレントゲンでは、暗い肺野の中に、白っぽい肺炎の影が認められます。発疹を伴うこともあります。抗生物質を中心とした薬物治療が行われます。血液検査での診断には数日かかったり通常の抗原検査では感度が低いことがありますが、当院には通常の検査を高感度化し、抗原量が少ない発症早期の検体でも検出が可能なキットがあり15分ほどで判定できます。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

正式には流行性耳下腺炎といい、感染力が強い病気として知られています。ムンプスウイルスによる感染症で、主な症状は熱と耳下腺の腫れです。耳の下から頬やあごなどが腫れて痛みます。まず片方が腫れ、2~3日経ってもう片方が腫れてくる場合もありますが、片方だけが腫れることもあります。耳下腺の腫れと同時に発熱がみられることもあり、3日目くらいが腫れも熱もピークとなります。その後、1週間程度で治ります。髄膜炎や、稀ですが難聴や膵炎、思春期以降では睾丸炎や卵巣炎を合併することがあるので、激しい頭痛や腹痛、繰り返す嘔吐などを認めた場合は医療機関に受診しましょう。かかりやすいのは幼児期後半なので1回目の予防接種は2~3歳までに済ませておくとよいでしょう。幼稚園や保育園など集団生活に入る前が適切な時期といえます。

水痘(水ぼうそう)

水痘・帯状疱疹ウイルスが咳やくしゃみで飛び散り、それを吸い込んだり(飛沫感染)、水疱が破れて出てきた液に触ったりする(接触感染)ことで起こります。3738℃程度の発熱とともに、赤い小さな発疹が現れます。発疹は、水が入ってふくらんだ水疱になり、かゆみが強くなります。水疱は23日でしぼみ、黒褐色のかさぶたになり、1週間程度で治ります。水痘の予防接種が定期化してからは、予防接種を受けた児が極軽度の発疹で発症する水痘(ブレイクスルー水痘と呼ばれる)がよく見られます。水痘は治ってもウイルスは長く体の神経節細胞内に留まっているため、何年か後に帯状疱疹という病気を発症することもあります。

 とびひ

初夏から夏にかけて乳幼児や学童によくみられる病気です。皮膚表面に細菌が感染し、水疱や発赤、びらんなどができます。かゆみが強く、かきむしった手を介して、水ぶくれやかさぶたがあっという間に全身へ広がります。この広がり方から「飛び火」と呼ばれています。
治療は、患部を清潔にして抗生剤入り軟膏を塗布したり、抗生剤の内服をしたりします。適切な治療により、一週間程度で治っていくことが多いですが、治りが悪いときは通常の抗生剤が効きにくい細菌が原因のことがあるため、皮膚培養を行うこともあります。

 水いぼ(伝染性軟属腫)

水いぼは、伝染性軟属腫とも呼ばれ、ポックスウイルスというウイルスへの感染が原因となります。水いぼのできている皮膚に接触することにより感染しますが、ウイルスのついているタオルや服などに触っても感染します。自然治癒傾向がありますが、治癒するまでに数年かかることもあります。水いぼに対する特効薬はありませんが、漢方薬の内服やピンセットで取ることもあります。最近、保険適用外にはなりますが、水いぼに対する治療薬として銀イオン配合クリームが登場しました。

麻疹(はしか)

麻疹ウイルスによって引き起こされる全身感染症であり、空気・飛沫(ひまつ)・接触感染経路によって鼻やのどから感染します。通常は1012日間の潜伏期を経て発症し、発熱、咳、鼻水、目の充血、赤くかゆみのある発疹などの症状が現れます。一度感染すると免疫は一生持続するとされています。日本では麻疹ワクチンの普及により、麻疹の患者さんは減少していますが、海外で感染し国内で発症する「輸入事例」が起点となり、国内でも流行を認めることがあります。国内で発生すると麻疹ワクチンの需要が高まり、ワクチン接種が困難になることがあるので、ワクチンの時期が来れば早めに打つことをおすすめします。

夜尿症

睡眠中に無意識に排尿してしまう症状で、5歳を過ぎて1ヶ月に1回以上の夜尿が3ヶ月以上続く場合を夜尿症と定義しています。治療としてはまず生活指導と行動療法が行われます。内服治療としては、抗利尿ホルモン薬、抗コリン薬、三環系抗うつ薬などが処方されることがあります。
日常生活では、利尿作用のあるカフェインを含んだ飲み物(コーヒー、お茶など)を避けたり、昼間は規則正しくトイレに行ったり、就寝までの23時間は水分摂取を控えるようにします。就寝前にトイレに行く習慣をつけることも予防につながります。

頭部外傷

こどもの転倒などによる頭部外傷は、日常生活の中で遭遇することが多いけがといえます。多くの場合は、様子をみたり、ぶつけた部位を少し冷やすといった対応ですみますが、意識を失ったり、けいれんしたりするなど、注意が必要な場合もあります。このような症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診するようにしてください。

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